団員紹介


2回生(幹部)


福岡大学応援団

第67代 団長

 

榎本 匠真

人文学部    ドイツ語学科

福岡県福岡県立武蔵台高等学校

 

 このお方、第67代福大応援団の顔である。歴代の団長にも引けを取らない風格をもっており、我々はそのお姿にいつも感服している。さらに、団内の仕事をほぼ全てこなしておられるので、このお方が応援団を成り立たせているといっても過言ではない。以上のことから、このお方は団長になるべくして団長になったと言えるだろう。

 しかしこのお方、団長になられる前から団員の中で噂になっていることがある。それは、「このお方ほどのサイコパスはこの福大にいないだろう。」ということである。某北の将軍っぽい独裁者の雰囲気を醸し出しているので、我々団員はこのお方の機嫌を伺いながら活動している始末である。

 どのくらいサイコパスか気になる方々のために例をあげよう。例えば、掃除をしている後輩の背中に笑顔でボールを投げつけたり、前幹部に対して反抗し、団内の雰囲気を幾度となく暗く、険悪にさせたなどである。しかもそれらを行ったことに対して一切罪悪感を抱いていない。なんなら大爆笑して、相手を罵っているシーンを何度も見かけた。我々はこのお方の感情や思考が全く読めないがために、このお方を怖く、恐ろしい存在だと思っている。しかし、このままではいけないと思った筆者は、このサイコパス独裁者にインタビューを試みた。

 

Q.「なぜそんな酷いことをして笑顔でいられるんですか?」

A.「俺にそんなことをされた相手が悪いに決まっとるやん?」

 

Q.「ただ私は掃除してただけなのに⁉︎何がいけなかったんですか?」

A.「背中がガラ空きやったのが悪い。それに快音やったけん良いやんか(笑)」

(原文ママ)

 

こんなとんでもないサイコパス野郎が応援団の団長とは世も末である。「団長になればこのお方も変わるだろう。きっとそうだ。」といった我々の期待はこのお方には届かなかったようだ。このお方から被害を受けたことのある後輩たちは、このお方を更生させることを諦め、復讐できる機会を虎視眈々と狙っているらしい。なので、くれぐれも夜道には気をつけたほうがいいだろうし、1人で出歩かないことをお勧めしたいと思う。もし、後ろから刺されたり、首を絞められたとしても誰も助けてくれないだろう。このお方がのうのうと生きていられるのも今のうちかもしれない。

 ここまでこのお方の恐ろしい部分を挙げてきた。しかし、団長になるべくしてなったお方といわれるように、サイコパスであること以外は(確証はないが)非常に素晴らしいお方だ。ぜひこのお方の素晴らしい活躍に期待していただきたいと思う。


副団長

樺島知希

理学部物理科学科

福岡県福岡県立山門高等学校

 

 このお方、旗手でありながら副団長として団長を支え、後輩の演武の指導にも尽力されている。また、団の会計を担っておりこの方のお陰で団が活動出来ていると言っても過言ではない。この方は日々、体づくりに専念しており、部室に置いてある筋トレグッズは全部このお方が持参したものである。普段、寡黙な方であるが筋トレの話となると急に饒舌になられる。(しかし、彼の説明は常に横文字だらけで殆ど理解不能であり、筆者はほぼ聞き流している。)

 しかし、このお方は自身の体にはストイックなのだが、欲にはルーズな一面を持っていらっしゃる。

眠り姫ならぬ「眠り王子」で、己の睡眠欲をとことん優先なさっているのだ。

 この方は、大学の近くに住んでいらっしゃるが、いつも練習開始1分前ギリギリに練習場所に着いている。その理由を本人に尋ねると「ギリギリまで寝たいじゃん?」らしい。1分1秒無駄なくできるだけ長く睡眠をとることを何よりも大切になさっているのだ。しかし、最近は普通に練習に遅刻しているので少しご自身の睡眠に対して考え直した方がよいと筆者は思っている。

 そのような一面をお持ちであるがオンとオフの切り替えをしっかりなさっていて、練習では熱心に厳しくご指導してくださる。

皆様には、このお方の日々鍛え抜かれた体を活かした演武に注目していただきたい。


リーダー長

西田晴輝

理学部地球圏科学科

福岡県福岡県立筑前高等学校

 このお方、リーダー長として普段私達の演武以外にも学注、司会の指導をなさっている。また、日々練習中の団のまとめ役として的確な指示を送ってくださる。

 しかしこのお方、去年まで肩が外れて練習であまり体を動かさなかった。その結果、肥満体型が悪化してしまった。その体型のせいでこの方に多くの悲劇が襲いかかっている。この場では2つ実際にあった悲劇を紹介しておこう。

 1つ目は去年の仙台駅伝で学ランのボタンが脂肪に耐えきれず吹っ飛んだしまったことだ。本人は、言い訳のつもりなのか「ただ引っかかってしまっただけ。」と言及していらっしゃったが、「明らかにこの体型も原因に含まれているだろう。」とその場にいた団員全員が(声には出してないが)心の中ではそう思っていただろう。

 2つ目は袴を着る際帯を結ぶのにかなり時間がかかってしまうことだ。腹囲が広すぎるため、手が届かなくうまく1人で結ぶのが困難であるそうだ。

かなり酷い状況なので他の部員は痩せるよう促すが本人は全く痩せる気はないらしい。

 そんなお方だが、練習中は誰よりも熱心に率先して動いておられる。体型が元に戻るのも遠い未来ではないだろう。

 


吹上   碧

工学部  機械工学科

山口県立下関西高校 

 

 このお方は、太鼓・演武・司会などさまざまなことができるし、何をやらせても超一流のユーティリティプレイヤーである。そして、そのことを後輩からは尊敬され、幹部からも一目置かれている。まさしくこの応援団を支える大黒柱だと言えるだろう。

 しかし、我々は非常に心配なことがある。このお方、いわゆる「天然」(もしくはおバカ・変人)であり、突拍子のないことをよく仰ることだ。しかし、本人は自分のことをいわゆる「常識人」だと思っているので、余計にタチが悪い。

 このお方の天然エピソードを2つほど紹介しよう。「日本酒の銘柄である『獺祭』はなんの動物のことか」というクイズが出された際のことだ。他の団員が色々な動物の名前をあげる中、このお方は「ユニコーン」と素晴らしいドヤ顔とともに言い放った。団員たちはこのお方が何を仰ったのか理解できずフリーズしていた。存在しない架空の動物を挙げたのはこのお方だけであったからだ。しかし、あの自信満々なお顔は今でも鮮明に思い出せる。なぜ写真を撮らなかったのか、昔の筆者に問いただしたいほどである。それにしても、ユニコーンは有り得ないだろうと言葉にする前に立ち止まれなかったのだろうか。それが正解だと信じて疑わなかったのか?真相は本人に聞いても多分変な答えしか返って来ないし、もしかしたらそんなことも覚えていないかもしれない。なぜならおバカなのだから。

 またある時には、某コンビニに売ってあるフラッペに牛乳を入れぬまま冷蔵庫に冷やしてあった。どうやらフラッペがどんなものなのか理解できないまま購入してしまったようだ。さらに、ストローもフラッペ用ではなく、アイスコーヒー用のものを持ってきてしまっていた。ここまで来ると天然を通り越して、もはや変人・世間知らずの類である。このお方には、団の練習日に世間の常識を教える時間を作ったほうがいいかもしれない。また、ある団員はこのお方の誕生日に、常識クイズの本を買ってあげようと今から準備しているらしい。しかし、それを本人が受け取ってくれるかは別の話である。

 ここまで、このお方の天然エピソードを羅列したが、このお方の天然さが我々を笑わせて、癒してくれているのは事実である。しかも、本人はこのまま変わるつもりはないようで、己を貫き通そうとする気概が感じられる。いろんな意味で、団の大黒柱と言えるだろう。このお方は今後さまざまなところで活動してくださるはずである。体を崩さず、このお方なりのペースで走り抜けてほしい。



1回生(親衛隊)


北川 陽菜

人文学部歴史学科

福岡県福岡県立小倉南高等学校

 


 この女、覚えがはやく仕事を難なくこなす上に演武は上級生顔負けで完璧超人である。しかし、それは団の中だけの話でありプライベートな面では少し残念な姿を見せる。例えば、コミュ力があるのに日常生活ではぼっちなのだ。

 持ち前のコミュ力で活動中、先輩だけでなく、他大学の団員やOBの方など応援団関連での人脈を広げるのが巧みであるが、大学の中ではずっと1人なのだ。講義は兎も角普段昼飯や休み時間殆ど1番前の端っこの席で1人で静かに過ごしている。あの部室での大音量スピーカーはどこにいったのだろうか。筆者はその姿を後ろから眺め、少し可哀想と感じているが本人も本人で「友達なんて必要ない。」と中二臭いことを言っている始末だ。

 また、朝に弱く一限にこない。活動30分前、朝どんなに早くても集合場所に到着しているくせにどうして9時開始の講義に出られないのかとてつもなく不思議である。その上、彼女にはちょっとした大学の知り合いという人が存在しないため休んだ分の授業内容の把握ができなく後々困っている姿を見るのが日常的である。このように部活中と大学内で多少のギャップがある。しかし、演武に対する情熱は本物であり、上手くなるための努力を絶対に惜しまない。彼女のさらなる成長の飛躍が楽しみである。


山口 桜英

 

人文学部 歴史学科

長崎県長崎県立長崎北陽台高等学校 

 

 この女、マネージャーとして、副幹事として我々を支えてくれている。そして、素晴らしい人格を兼ね備えた完璧に近い存在だ。

 しかし、心配事がないわけではない。それは、ストレスや緊張に弱いこと、やる気スイッチのオンオフが激しいことだ。

 彼女はちょっとストレスがかかると暴走し、誰にも止められない。特に車を運転しているとき彼女は暴走する可能性が高い。急ブレーキを踏み始めたり、大声で言葉にもなっていない何かを叫びだすと、同乗している団員は死を覚悟して、スマホのメモアプリに遺書を書き始めるそうだ。彼女の運転が心配でやつれた団員に聞いたので、間違いないだろう。なので、筆者はできるだけ彼女の運転する車に乗らないように押し付けるよう心がけているが、いつまでそれがバレずに続けられるかわからない。

 また、彼女はやる気スイッチがいつもオフになっているし、オンになっても長続きしないようだ。ある時、彼女が一緒にレポートをしようというのでしていたら、「やっぱ良いや。めんどい」と言われて拍子抜けした。2分もかからず飽きてしまった。しかもこれは1回だけでなく、何回も発生した事案である。悲しい気持ちになったし、いつかはしなければいけないものを先延ばしにしてしまっているだけなので、筆者はとても心配しているのだが彼女には伝わっていないらしい。しかし、アニメや漫画の話になると異常に饒舌になるし、彼女の目には普段はないハイライトが入るので、その熱意をぜひ勉強にも使って欲しいものである。

 とは言え、彼女はこれから演武や副幹事の仕事で多忙な日々を送ることになるだろう。筆者は彼女とできるだけ協力して、この応援団を支えていけるように努力したいと思っている。彼女のストレス耐性とやる気がある時間の長さが向上することを期待したい。